2026年3月10日
芸能人の大腸がん公表や訃報に触れ、「自分も検査を受けたほうがいいのでは」と感じた方は少なくありません。
大腸がんは、日本人のがん罹患数で上位を占める病気です。
しかし同時に、早期に発見できれば治癒が期待できるがんでもあります。
本記事では、公表情報に基づく事例と、桑野信義さんとの対談内容をもとに、
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の重要性を医師の立場から解説します。
真矢さんの訃報から考える「症状が出にくい怖さ」
LUNA SEAのドラマー・真矢さんが大腸がんなどで闘病の末、逝去されたと報じられました。
自分の病気よりも音楽やファンの皆様を大事にされる偉大なドラマーでした。
謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
大腸がんの怖さは、
初期にはほとんど症状が出ないことがある点です。
・お腹が少し張る
・便通が少し変わった気がする
・血がついたが痔だと思った
この程度の変化であれば、多くの人が様子を見てしまいます。
しかし、大腸がんは静かに進行します。
だからこそ、症状が強くなる前の検査が重要です。
桑野信義さんとの対談|「血便を痔と思わない」
メディカルドックにて、桑野信義さんと当院院長(端山軍)が対談を行いました。
桑野さんは、血便を「痔だろう」と自己判断し受診を先延ばしにした結果、直腸がんステージ3bと診断されました。
対談で強く語られていたのは、
・血便を自己判断しないこと
・忙しさを理由に放置しないこと
・便潜血陽性は必ず精密検査を受けること
でした。
▶ 対談原文はこちら
大腸がんは“気づきにくい”病気です
大腸がんは、初期には自覚症状がほとんどないことがある病気です。
「痛みがないから大丈夫」と思っているうちに進行してしまうことがあります。

初期には自覚症状がほとんどありません
大腸は約1.5〜2メートルある長い臓器です。
がんが小さい段階では、腸の内側にとどまっているため、強い痛みが出ないことがあります。
また、出血があっても便に混ざるため目立ちにくく、
・なんとなく便通が変わった
・少しだけ血がついた
・お腹が張る気がする
といった軽い変化として現れることが多いのです。
こうした症状がある場合は、自己判断せず医療機関で確認することが大切です。
桑野信義さんも、血便を痔だと思い込み受診が遅れた経験を語っています。
これは決して特別な話ではなく、誰にでも起こり得ることです。
症状が軽いうちに検査する意味
大腸がんは、ポリープの段階で発見できれば、内視鏡治療で完結することがあります。
つまり、「症状が強くなる前」に見つけることが重要です。
何歳から大腸カメラを受けるべき?
大腸がんは40代以降で増加します。
以下に当てはまる方は、早めの検査をご検討ください。
・40歳以上
・便潜血陽性
・血便がある
・貧血を指摘された
・家族に大腸がんの方がいる
症状がなくても、検査で見つかることは珍しくありません。

便潜血陽性と言われたら必ず精密検査を
会社健診や自治体健診で「便潜血陽性」と言われたまま放置していませんか?
便潜血検査はスクリーニング検査です。
陽性の場合は、大腸カメラによる精密検査が必要です。
「痔があるから」「痛くないから」と自己判断するのは危険です。
医療コラム:便潜血陽性とは?痔が原因?受診の目安・大腸内視鏡が必要な理由を専門医が解説
をご参照ください。
豊島区・大塚・池袋・巣鴨・板橋で大腸カメラをお探しの方へ
「血便があるけれど、痔かもしれない」
「会社健診で便潜血陽性と言われた」
「40歳を過ぎたが、一度も大腸カメラを受けたことがない」
このような不安を抱えながら、受診を迷っていませんか。

当院(おなかとおしりのクリニック 東京大塚)では、
・鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査
・丁寧な観察
・必要に応じたポリープ切除
・女性医師対応枠あり
に対応しています。
大塚駅近くの立地のため、
・豊島区
・池袋
・巣鴨
・板橋
からも通院しやすい環境です。
「血便があるけど恥ずかしい」
「痔だと思うけど不安」
そう感じている方こそ、一度ご相談ください。
まとめ|芸能人のニュースを「自分の行動」に変える
真矢さんの訃報、桑野信義さんの体験。
それは決して他人事ではありません。
大腸がんは、
早期発見で治療可能性が高まる病気です。
もし少しでも不安があるなら、
検査を先延ばしにしないでください。
大腸カメラは「怖い検査」ではなく、
未来を守るための検査です。

記事監修:豊島区 おなかとおしりのクリニック 東京大塚
院長 端山 軍(MD, PhD Tamuro Hayama)
資格:日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
がん治療認定医
消化器がん治療認定医
帝京大学医学部外科学講座非常勤講師
元帝京大学医学部外科学講座准教授
医学博士 など
院長プロフィール
