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肛門(おしり)がかゆい原因とは?放置NGな疾患と受診の目安

2025年12月26日

おしりがかゆい原因を解説するおしりを気にする女性の写真|東京都豊島区大塚のおなかとおしりのクリニック 東京大塚

誰にも言えずに市販薬や我慢でやり過ごしている方も多いおしりの悩みですが、原因によっては放置すると悪化することもあります。大腸肛門科の専門医として、よくある5つの原因とその治療法について分かりやすく解説します。

おしりを気にする女性の写真|東京都豊島区大塚のおなかとおしりのクリニック 東京大塚

肛門(おしり)のかゆみの原因は?

「おしりがかゆいけど、ちょっと恥ずかしくて相談しづらい…」そんな風に感じていませんか?
おしりのかゆみは、皮膚炎から痔、感染症、まれに皮膚がんまでさまざまな原因があります。市販薬で改善しても繰り返すケースも多いため、正確な診断と適切な治療が大切です。ここでは、代表的な原因と受診の目安をわかりやすくご紹介します。

①肛門周囲の皮膚炎

おしり周りの皮膚はとてもデリケートで、ちょっとした刺激でもかゆみを引き起こします。

✅ トイレットペーパーの摩擦や石鹸、ボディソープの刺激
✅ ゴシゴシ洗いで皮膚バリアが壊れて悪化
✅ 下着やナプキン、洗剤などによるアレルギー反応
✅ アトピー体質の方は特に注意

治療は保湿+ステロイド軟膏などが基本。皮膚科との連携も大切です。強く洗いすぎず、やさしいケアを心がけましょう。

②痔(いぼ痔・切れ痔)によるかゆみ

実は、痔の初期症状として「かゆみだけ」というケースも珍しくありません。

✅ 出血や痛みがなくても「かゆいだけ」の痔も多い
✅ いぼ痔(内痔核)、切れ痔(裂肛)など種類によって治療法も異なる
✅ 内服薬や外用薬、ジオン注射などの治療が可能

早めの診察で、進行を防ぎ快適な生活を取り戻しましょう。

東京都豊島区大塚のおなかとおしりのクリニック 東京大塚の切れ痔のイラスト

③肛門周囲の感染症(カンジダ・細菌など)

肛門周囲は湿気がこもりやすく、感染症や「洗いすぎ」によるトラブルもよく見られます。

✅ 真菌(カンジダなど)や細菌感染
 ・蒸れや抗生物質の使用後、糖尿病の方は特に注意
 ・治療は抗真菌薬や抗菌薬

見落としがちな原因ですが、対策をすれば改善が期待できます。

④肛門(おしり)の洗いすぎ・ウォシュレットの使い過ぎ

・意外と多い!ウォシュレットによるかぶれ・刺激
・「きれいにしすぎ」が皮膚を乾燥させ、かゆみを引き起こす
・対策:使用を控え、保湿をしっかり

豊島区肛門科が解説するウォシュレット使い過ぎイラスト|東京都豊島区大塚のおなかとおしりのクリニック 東京大塚

⑤皮膚がんの初期症状の可能性も

・まれではありますが、パジェット病(乳房外パジェット病)ボーエン病(表皮内がん)といった皮膚がんの一種が、おしりのかゆみや湿疹のような症状として現れることがあります。
・大腸がんの皮膚転移であった経験もあります。その際には、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けた方がいいです。

⇒おなかとおしりのくのクリニック 東京大塚の大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)の特徴

これらは初期には
ただのかぶれや皮膚炎と見分けがつきにくく
、市販薬で一時的に改善しても再発を繰り返すのが特徴です。長期間かゆみが続く、皮膚が赤くただれている、ジクジクしている、または出血があるといった症状がある場合は、皮膚がんを疑って専門医の診察を受けることが大切です。

肛門のかゆみと一緒に出る症状別で考えられる病気

肛門のかゆみは、単独で起こる場合もあれば、
「痛み」「出血」「しこり」「膿」「下痢」など他の症状とセットで起こる場合に、明確な病気が隠れていることが多い です。

🩺 肛門のかゆみ 症状別ガイド

かゆみと一緒に現れる症状から、考えられる病気を確認できます

🩸
かゆみ + 出血(血がつく)
💡 考えられる病気
切れ痔(裂肛)
いぼ痔(内痔核)
肛門周囲炎の初期
大腸ポリープ・大腸炎
(まれ)
出血は肛門疾患の中でも頻度が高い症状です。痛みを伴う出血は切れ痔、痛みが少ない出血は内痔核に多く見られます。
📌 ティッシュに真っ赤な血がつく場合は、肛門付近のトラブルが多い傾向です。
かゆみ + 痛み
💡 考えられる病気
切れ痔
肛門周囲炎
肛門のただれ・皮膚炎
痔ろう
(進行時)
痛みを伴う場合は、皮膚の炎症や裂傷、感染症が原因であることが多いです。
⚠️
強い痛みや発熱がある場合は肛門周囲炎・痔ろうの可能性があり、早めの受診が必要です。
🔴
かゆみ + しこり・腫れ
💡 考えられる病気
いぼ痔
(外痔核・内痔核)
肛門ポリープ
粘膜脱
肛門周囲の
むくみ・炎症
特に多いのはいぼ痔による腫れ・しこりです。
📌 急にできたしこりが痛い場合は、「血栓性外痔核」の可能性があります。
💧
かゆみ + 膿・汁が出る
💡 考えられる病気
肛門周囲炎
痔ろう
感染症
(カンジダ、細菌感染)
膿(うみ)が出る場合は、肛門の中で炎症が起きているサインです。
⚠️
自然に治ることは少なく、放置すると痔ろうへ進行するため早期受診が必要です。
🔥
かゆみ + 赤み・ただれ(ヒリヒリ)
💡 考えられる病気
肛門周囲皮膚炎
接触性皮膚炎
(トイレットペーパー・石けんなど)
汗・蒸れによるかぶれ
乾燥による炎症
肛門周囲は皮膚が薄く刺激を受けやすい部位です。洗いすぎ・拭きすぎ・摩擦によって簡単にただれが起こります。
💨
かゆみ + 下痢・軟便
💡 考えられる病気
感染性腸炎
過敏性腸症候群
(IBS)
炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎・クローン病)
食あたり
消化不良
下痢や軟便は肛門周囲を刺激し、皮膚を痛めるためかゆみの原因になります。
📌 便が不安定な状態が続く場合は、腸の病気が関係している可能性もあります。
🌙
かゆみ + 夜間の強いかゆみ
💡 考えられる病気
ぎょう虫
(特に子ども)
乾燥
汗による刺激
アトピー性皮膚炎
📌 子どもで「夜になると特にかゆがる」場合はぎょう虫症がよく見られます。

おしりのかゆみがある場合、以下のような症状があるときは、自己判断せず肛門科の受診をおすすめします
・かゆみが1週間以上続く
・出血やしこり、腫れを伴う泌物やただれがある
・かゆみが夜間に強い
・市販薬で改善しない、悪化する
・痔を指摘されたことがある
肛門のかゆみは原因によって治療法が異なるため、正確な診断が重要です。

日本大腸肛門病学会 肛門のかゆみについて

肛門がかゆいとき、何科を受診すべき?

肛門のかゆみが続く場合、受診する診療科を間違えると原因がわからず長引くことがあります。
かゆみの原因は「皮膚」「肛門」「消化器」「感染症」など多岐にわたるため、症状に合わせて適切な診療科を選ぶことが大切です。

肛門科|もっとも適した専門科

✅ 最も推奨されるのは
肛門科

🩺 診察できる主な症状

• 痔(いぼ痔・切れ痔)

• 肛門周囲皮膚炎

• 痔ろう

• 便が残るかゆみ

• しこり・痛み

• 出血

肛門の不調の大半を診察できる専門科のため、迷ったらまずここで問題ありません。

⚠️ こんな症状は最優先で肛門科へ

出血がある 痛みが強い しこり・膿がある

皮膚科|かゆみ中心・赤み・湿疹があるとき

肛門周囲は皮膚が薄く、湿疹やかぶれが起こりやすい部位です。
・皮膚科が得意な症状
・ただれ
・赤み
・乾燥
・かぶれ
・アレルギー性皮膚炎
かゆみが「強い痛みや出血を伴わない」場合、皮膚科でも正確な診断が受けられます。

消化器内科|下痢・腹痛・便の異常が続くとき

肛門のかゆみが「腸のトラブル」から起こっているケースもあります。
受診すべき症状
・下痢が長く続く
・腹痛を伴う
・便がゆるい・形が安定しない
・腸炎・過敏性腸症候群の疑い
腸が炎症を起こすと、便が残りやすくなり肛門が刺激される → かゆみにつながる ためです。

性感染症科(泌尿器科/婦人科)|性感染の可能性がある場合

・パートナーが変わった
・陰部のかゆみが同時にある
・膿・ただれ・発疹
などの場合、性感染症が原因になることがあります。
男性は泌尿器科、女性は婦人科が適切です。

迷ったら「肛門科」へ行くのがベスト

肛門のかゆみは原因が多く、自己判断で市販薬を使うと悪化するケースも多い症状です。
どれに当てはまるかわからない場合は、

👉 最初に肛門科を受診するのが最も確実

専門医であれば、皮膚・肛門の両方を評価でき、必要に応じて皮膚科や消化器内科へ適切に案内してくれます。

おなかとおしりのクリニック 東京大塚の診察・治療について

「おしりの悩みは恥ずかしくて相談しづらい…」そんなお気持ちに寄り添いながら、当院では大腸肛門科専門医による丁寧で安心な診療を行っています。正確な診断と患者さまへの思いやりを大切に、プライバシーに配慮した診察環境を整えています。

大腸肛門科専門医による丁寧な診察と正確な診断

患者さまのお話をしっかり伺い、一人ひとりに最適な診療を心がけています。

当院では大腸肛門科専門医が、必要に応じて視診・触診・肛門鏡検査を行い、原因をしっかり見極めた上で最適な治療を提案します。恥ずかしさや不安を少しでも軽減できるよう、スタッフ全員が思いやりをもって対応いたします。

プライバシーに配慮した安心の診療体制

「女性だから相談しにくい」という方も安心してご来院ください。

当院では女性スタッフによる対応や、プライバシーに配慮した診察室を完備し、リラックスして相談できる環境を整えています。
また、毎週火曜日は女性医師による痔の診察を行っていますので、女性の患者さまも安心して受診いただけます。

肛門がかゆいときのよくある質問(FAQ)

肛門のかゆみの代表的な原因は、
・肛門周囲皮膚炎
・いぼ痔・切れ痔などの痔
・便が残ることによる刺激
・乾燥
・洗いすぎ
・カンジダなどの感染症
などが挙げられます。
原因が一つとは限らず、いくつかが重なっていることも多いため、 自宅ケアを1〜2週間続けても良くならない場合は、肛門科や皮膚科の受診をおすすめします。

「かゆい」「ヒリヒリする」といった症状は、切れ痔やいぼ痔などの痔のほか、 乾燥や皮膚炎、こすれなどでも起こります。
とくに痛みや出血を伴う場合は、痔の可能性が高いため、 早めに肛門科(大腸肛門外科)での診察をおすすめします。

便が少し残った状態が続くと、皮膚への刺激が続き、かゆみやただれの原因になります。
下痢・軟便、いぼ痔、拭きすぎや洗いすぎによる炎症などが関係していることが多いです。
やわらかく押し当てるように拭く、トイレットペーパーやおしり洗浄の習慣を見直しても 改善しない場合は、肛門科での診察を受けましょう。

夜間にかゆみが強くなる原因としては、
・ぎょう虫(とくに子ども)
・乾燥
・汗や蒸れによる刺激
・寝具や衣類によるかぶれ
などが考えられます。
子どもで夜になると強くかゆがる場合は、ぎょう虫の検査を含めて 小児科で相談すると安心です。

乾燥が原因のかゆみの場合は、
・洗いすぎをやめる
・低刺激の石けんを使う
・入浴後に保湿剤を塗る
・通気性の良い綿などの下着にする
といった対策が有効です。
改善が乏しい場合は皮膚科や肛門科に相談しましょう。

拭きすぎは、肛門周囲の皮膚炎やかゆみを悪化させる大きな原因です。
トイレットペーパーはこするのではなく、軽く押し当てるように使い、 ウェットティッシュの多用も避けましょう。
それでもしみる・痛い・かゆいといった症状が続く場合は、 皮膚科や肛門科で治療を受けることをおすすめします。

肛門まわりのしこりや腫れとかゆみは、いぼ痔や肛門周囲の炎症、粘膜脱などが原因として考えられます。
強い痛み・急な腫れ・出血を伴う場合は、痔核(いぼ痔)が悪化している可能性もあるため、 なるべく早く肛門科(大腸肛門外科)を受診してください。

下痢や軟便のときは、酸性の便や消化されていない食物成分が肛門周囲に残りやすく、 強い刺激となって皮膚炎とかゆみを起こします。
下痢が何日も続く場合は、腸の炎症や感染症などが隠れていることもあるため、 消化器内科での精査を検討してください。

子どもの肛門周囲のかゆみは、ぎょう虫のほか、汗や蒸れ、こすれ、アトピー性皮膚炎、 食物アレルギーなどが原因になることがあります。
とくに夜間に強くかゆがる・肛門をよく触るといった場合は、 小児科でぎょう虫検査も含めて相談すると安心です。

肛門のかゆみが長引く場合は、痔・皮膚炎・真菌症・性感染症など、 何らかの病気が背景にある可能性があります。
自己判断で市販薬を塗り続けると悪化することもあるため、 早めに肛門科(大腸肛門外科)や皮膚科を受診し、原因をはっきりさせることが大切です。

肛門のかゆみは、肛門科が最も専門的に診断・治療できます。肛門科では以下のような原因を的確に特定できます:

  • 痔(いぼ痔・切れ痔)による刺激
  • 肛門周囲湿疹
  • カンジダなどの真菌感染
  • 肛門周囲皮膚炎
  • 便の付着による炎症

肛門科の医師は肛門疾患の専門家なので、恥ずかしがる必要はありません。毎日多くの患者さんを診察しており、プライバシーにも十分配慮した診療を行っています。

近くに肛門科がない場合は、消化器外科や外科でも対応可能ですが、専門性の高さから肛門科での受診が最も確実です。

早めの受診で、原因に合った適切な治療を受けることができます。

まとめ:肛門(おしり)のかゆみは早めの相談を

おしりのかゆみは、体からの小さなサインです。
「ちょっとしたこと」と放置してしまうと、悪化したり、他の病気が隠れていたりすることもあります。気になる症状があれば、早めにおしり専門のクリニックを受診しましょう。

豊島区・大塚駅から徒歩1分に位置する「おなかとおしりのクリニック 東京大塚」では、おしりの悩みに専門的に対応しています。
「おしりのかゆみが続く」「痔かもしれない」とお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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東京都豊島区大塚のおなかとおしりのクリニック 東京大塚の大腸内視鏡検査の結果説明する院長の写真

監修:豊島区 おなかとおしりのクリニック 東京大塚
院長 端山 軍(MD, PhD Tamuro Hayama)
資格:日本消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会指導医・専門医・評議員
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
帝京大学医学部外科学講座非常勤講師
元帝京大学医学部外科学講座准教授
医学博士

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