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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用は?3割負担で約5,000〜30,000円|保険適用と自費の違いを徹底解説

2026年1月09日

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用は、保険適用(3割負担)の場合で約5,000円〜30,000円が目安です。検査のみで終わるか、大腸ポリープ切除を行うかによって金額は大きく変わります。

一方、自費診療では50,000円〜150,000円程度かかることもあり、「どこまで保険が使えるのか」「追加料金はいくらかかるのか」と不安に感じる方も少なくありません。

本記事では、大腸内視鏡検査の費用内訳、保険適用の条件、大腸ポリープ切除・鎮静剤・病理検査などの追加費用まで、実際の料金例を交えてわかりやすく解説します。

大腸内視鏡検査の費用はいくら?

大腸内視鏡検査の費用は、保険適用(3割負担)の場合で おおよそ5,000円〜30,000円が目安です。

金額に幅があるのは、検査のみで終了するか、検査中にポリープ切除や生検(組織検査)などの処置を行うかによって、検査内容が変わるためです。

一般的に、異常が見つからず観察のみで終わった場合は5,000円〜8,000円前後で済むことが多く、ポリープ切除などの処置を行った場合には10,000円〜30,000円程度になるケースがあります。このように、大腸内視鏡検査の費用は一律ではなく、検査中に行われた内容に応じて決まる仕組みです。

なお、受診の目的や状況によっては、保険が適用されず自費診療となる場合もあります。保険適用の条件や、費用が変動する具体的な理由については、次の見出し以降で詳しく解説します。

検査パターン 保険適用(3割負担) 自費診療の場合
検査のみ(観察のみ) 5,000〜8,000円 50,000〜80,000円
ポリープ切除あり 10,000〜30,000円 80,000〜150,000円
生検(組織検査)あり 8,000〜15,000円 60,000〜100,000円

※上記はあくまで目安です。医療機関や処置内容によって費用は変動します。

大腸内視鏡検査は保険適用される?条件と自己負担の考え方

大腸内視鏡検査は、すべてのケースで保険が使えるわけではありません。保険適用となるかどうかは、「検査を受ける目的」と「医師の診断」が大きな判断基準になります。

腹痛や下痢、血便などの症状がある場合や、便潜血検査で異常を指摘された場合は、医師の判断に基づく検査として保険診療の対象になります。この場合、自己負担額は原則として3割負担となり、年齢や所得に応じて2割・1割負担が適用されることもあります。

一方、症状がなく、予防目的や人間ドックの一環として受ける大腸内視鏡検査は、原則として保険適用外となり、自費診療になります。同じ検査内容であっても、保険診療か自費診療かによって自己負担額が大きく変わる点には注意が必要です。

なお、保険が適用されるかどうかは最終的に医師の判断によって決まります。検査前に目的や症状を正確に伝えることが、不要な自己負担を避けるための重要なポイントです。

追加料金が発生するのはどんなとき?

大腸内視鏡検査では、基本的な検査費用に加えて、検査中の状況に応じて追加料金が発生することがあります。「思っていたより費用が高くなった」と感じる場合、その多くは検査中に必要な処置が行われたことが理由です。

代表的に追加費用が発生するケースには、次のようなものがあります。

  • 検査中の苦痛を和らげるために鎮静剤(麻酔)を使用した場合
  • ポリープが見つかり、その場で切除や生検(組織検査)を行った場合
  • 検査前に使用する下剤や検査食が、検査費用とは別に扱われる場合

これらの処置は、検査前の段階ですべてを確定できるものではありません。大腸の状態は実際に内視鏡で確認してはじめて分かり、必要に応じて医師が判断します。そのため、追加料金が発生すること自体は特別なことではなく、適切な医療行為の結果として生じるものです。

「なぜこの処置で費用が増えるのか」「どの行為がどのように料金へ反映されるのか」といった疑問については、次の見出しで診療報酬点数の仕組みとして制度的に解説します。

大腸内視鏡検査の費用内訳【診療報酬点数の仕組み】

大腸内視鏡検査の費用は、医療機関が自由に決めているわけではなく、国が定めた「診療報酬点数」に基づいて算定されています。保険診療の場合、検査や処置ごとに点数が設定されており、その合計に自己負担割合(3割・2割・1割)を掛けた金額が実際の支払額になります。

診療報酬点数は、「内視鏡検査そのものの点数」に加えて、「処置料」「病理検査料」「使用した薬剤や医療材料」などが組み合わさって構成されます。そのため、観察のみで終わった場合と、大腸ポリープ切除や生検(組織を採取)を行った場合とでは、算定される点数が大きく異なります。

また、同じ大腸内視鏡検査であっても、実施した処置内容や検査の範囲によって加算される点数が変わるため、費用に幅が出ます。これは不透明な請求ではなく、医療行為の内容に応じて合理的に決まる仕組みです。

次の見出しでは、こうした診療報酬の仕組みを踏まえたうえで、なぜ医療機関によって費用に差が出るのかを詳しく解説します。

医療機関によって費用が違うのはなぜ?

大腸内視鏡検査を受ける際、「クリニックと病院で費用が違う」「同じ検査なのに金額に差がある」と感じることがあります。これは、不当な請求が行われているわけではなく、医療機関ごとの体制や対応範囲の違いが費用に反映されるためです。

保険診療では診療報酬点数そのものは全国共通ですが、実際の検査では「どの処置まで行ったか」「どのような体制で対応したか」によって算定される項目が変わります。その結果、同じ大腸内視鏡検査であっても、最終的な自己負担額に差が生じます。

医療機関によって費用差が出やすい主な要因には、次のような点があります。

  • 検査時に鎮静剤(麻酔)を使用したかどうか
  • 検査中に大腸ポリープ切除まで一貫して対応したかどうか
  • 病理検査や追加処置を院内で完結できる体制があるか
  • クリニックか病院かといった医療機関の機能の違い

たとえば、鎮静剤を使用して苦痛を抑えた検査を行った場合や、大腸ポリープが見つかった際に後日あらためて処置を行うのではなく、検査当日に切除まで行う体制が整っている医療機関では、その分の処置や管理が加わり、結果として費用が高くなることがあります。

また近年では、大腸ポリープの検出を支援するAI(人工知能)を搭載した内視鏡システムを導入している医療機関もあります。AIの使用自体が直接費用として加算されるケースは多くありませんが、高性能な内視鏡設備や専門的な体制を整えている医療機関では、結果として検査費用に差が出ることがあります。

重要なのは、「安いか高いか」だけで判断しないことです。検査の安全性や対応範囲、再検査の必要性なども含めて考えることで、結果的に負担が少なくなるケースもあります。費用の違いを正しく理解したうえで、自分に合った医療機関を選ぶことが大切です。

大腸内視鏡検査の費用を抑えるためにできること

大腸内視鏡検査の費用は、検査内容や医療機関によって変わりますが、事前にいくつかのポイントを押さえておくことで、不要な自己負担を避けられる場合があります。ここでは、費用面で後悔しないために知っておきたい点を整理します。

費用を抑えるために意識したい主なポイントは、次のとおりです。

  • 症状や不安がある場合は、受診時に医師へ正確に伝える
  • 保険診療の対象になるかどうかを、事前に確認する
  • 鎮静剤の使用有無や、追加処置の可能性について説明を受けておく
  • 検査費用に含まれる内容と、別料金になる項目を把握する

また、検査中にポリープ切除などの処置が行われた場合でも、高額療養費制度や医療費控除の対象になることがあります。自己負担が大きくなった場合は、支払った医療費があとから軽減される制度が利用できるかどうかを確認しておくと安心です。

大切なのは、「できるだけ安く済ませること」だけを目的にしないことです。検査の安全性や精度、再検査の必要性なども含めて考えることで、結果的に身体的・経済的な負担が少なくなるケースもあります。費用の仕組みを正しく理解したうえで、自分に合った医療機関や検査方法を選ぶことが重要です。

大腸内視鏡検査の費用に関するよくある質問

Q1.大腸内視鏡検査の費用は、事前に正確に分かりますか?

検査のみで終わる場合の目安は事前に説明されることが多いですが、検査中にポリープ切除や生検(組織検査)などの処置が行われた場合は、その内容に応じて費用が変わります。そのため、最終的な金額は検査後に確定するケースが一般的です。

Q2.大腸内視鏡検査中に大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除されることはありますか?

多くの場合、その場で切除可能な大腸ポリープであれば当日に切除されます。ただし、サイズや形状、リスクによっては後日あらためて治療を行うこともあります。事前に当日切除の可否について説明される医療機関もあります。

Q3.大腸内視鏡検査を行う際に鎮静剤を使うと、追加費用がかかりますか?

検査時に鎮静剤(麻酔)を使用した場合は、原則として追加費用が発生します。使用の有無や費用の扱いは医療機関によって異なるため、希望する場合は事前に確認しておくと安心です。

Q4.下剤や検査食の費用は、検査代に含まれていますか?

医療機関によって異なります。検査費用に含まれている場合もあれば、下剤や検査食が別料金として請求されることもあります。予約時や事前説明の際に確認しておくことをおすすめします。

Q5.大腸内視鏡検査は医療費控除の対象になりますか?

症状があり、医師の判断で行われた大腸内視鏡検査は医療費控除の対象になります。人間ドックなどの自費検査は対象外となることがあります。

Q6.費用を抑えるために、事前にできることはありますか?

症状や不安がある場合は正確に医師へ伝えること、保険適用の条件や鎮静剤の使用有無、追加費用が発生する可能性について事前に説明を受けておくことが大切です。費用だけでなく、検査の安全性や対応範囲も含めて判断しましょう。

※費用や対応は医療機関により異なります。予約時に確認すると安心です。

※なお、大腸内視鏡検査で生命保険(医療保険)の給付金が出るケースについては、別記事で詳しく解説しています。

本記事は、消化器内科・内視鏡検査を行う医療機関の立場から、 大腸内視鏡検査の費用と保険制度について解説しています。 実際の診療内容や制度は、患者さんの状態や医療機関によって異なるため、 詳細は受診時にご確認ください。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用は生命保険で戻る?給付金・請求条件を解説

大腸内視鏡検査そのものの流れや、安全性、検査前後の注意点については、 当院の大腸内視鏡検査FAQ で詳しく解説しています。

東京都豊島区おなかとおしりのクリニック 東京大塚の診察風景

監修:豊島区 おなかとおしりのクリニック 東京大塚
院長 端山 軍(MD, PhD Tamuro Hayama)
資格:日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
がん治療認定医
帝京大学医学部外科学講座非常勤講師
元帝京大学医学部外科学講座准教授
医学博士 など
院長プロフィール

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