
軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査(血液検査)
軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査(血液検査)
MCI(Mild Cognitive Impairment) は、加齢に伴う「物忘れ」よりも明らかに認知機能が低下している状態を指しますが、日常生活には支障がないレベルです。認知症(特にアルツハイマー病など)ではありませんが、将来的に認知症へ進行する可能性がある中間段階と考えられています。
認知症は一度発症すると治療が難しい病気ですが、近年ではその前段階である「軽度認知障害(MCI)」に注目が集まっています。
MCIは、「年齢によるもの忘れ」と「認知症」の中間に位置する、いわばグレーゾーンの状態です。
このMCIの状態が約5年間続くと、そのうち半数以上の方が認知症へと進行するとされています。
しかし、MCIの段階で早期に適切な対策を始めることで、認知症の発症を防いだり遅らせたりできる可能性があることも、最近の研究で明らかになっています。
そのため、MCI、あるいはそれ以前の段階から生活習慣や認知機能への意識を高め、予防に取り組むことが非常に重要です。
監修:朝田隆先生(東京医科歯科大学特任教授、メモリークリニックお茶の水院長)
現在、アルツハイマー型認知症の発症には「血管の老化」や、神経に有害な「アミロイドβ」の蓄積が深く関わっていると考えられています。
MCIスクリーニング検査プラスでは、これらに関連する特定のタンパク質を血液中から測定することで、
将来的に軽度認知障害(MCI)を発症しやすいかどうか、あるいはすでにMCIの兆候があるかどうかを推測することが可能です。
この検査により、今のご自身の状態を客観的に知ることができます。
私たちの体には、本来アミロイドβという有害な物質を体外に排出したり、脳へのダメージを防いだりする仕組みが備わっています。
たとえば、
アミロイドβを取り除いたり、脳内に漏れ出た有害物質から守る「免疫・炎症系」のタンパク質
傷ついた血管を修復する「凝固・線溶系」のタンパク質
といった防御機構が働いています。
しかし、加齢や不規則な生活習慣によって血管に負担がかかると、これらの防御機能が追いつかなくなり、結果として認知機能が低下し、アルツハイマー型認知症へと進行していく可能性があります。
MCIスクリーニング検査プラスでは、こうしたアルツハイマー病の進行に関与する
「栄養系タンパク質」「脂質代謝系タンパク質」「免疫・炎症系タンパク質」「凝固・線溶系タンパク質」
の血中濃度を測定することで、将来のリスクや現在の脳の健康状態を評価します。
★MCIスクリーニング検査プラスについて気になる方、もっと詳細について知りたい方はこちら
公式サイト
検査結果は紙の報告書としてお渡ししています。
MCIスクリーニング検査プラスの結果は、A〜Dの4段階で評価され、現在の状態やリスクの程度がひと目でわかるようになっています。
さらに、結果とあわせて、**日常生活で実践できる「認知症予防マニュアル」**もご提供しておりますので、将来のリスクに備えた生活改善に役立てていただけます。
以下のようなことがあったかたにおすすめです!
・レジで小銭を出さず、お札で済ませてしまう。
・「え、約束していたっけ?」人と会う約束を忘れたことがある。
・スマホや家電製品の操作にまごつくことが増えた。
・一日や一週間のスケジュールが組めない。段取りが悪くなった。
・知っている場所に行こうとして、道を間違えたり、迷う。
・「薬を飲んだっけ?」とまた薬を飲んだり、飲み忘れたりすることがある。
・高血圧・高血糖・脂質異常などで注意されたことがある。
料金 (税込) | |
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初診料 | 3,300円 |
MCIスクリーニング検査プラス | 24,800円 |
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