
肛門管がん、痔瘻がんなど
肛門管がん、痔瘻がんなど
肛門に発生するがんには、「肛門管がん」や「痔瘻がん」があり、どちらも比較的まれではありますが、早期発見と治療が非常に重要な疾患です。
肛門管がんは、肛門の内側にある粘膜から発生する悪性腫瘍です。初期の段階では、出血やしこり、違和感などの症状が、痔と似ているため見逃されやすい特徴があります。進行すると排便困難や持続的な痛みが現れます。
診断には、直腸診や肛門鏡による視診、必要に応じて組織検査(生検)を行います。治療はがんの進行度により異なりますが、放射線治療や化学療法、手術などが組み合わされる事が一般的です。
長期間にわたって繰り返す痔ろうが、慢性的な炎症の結果としてがん化する事があります。これが痔瘻がんです。慢性的な痔ろうをお持ちの方で、しこりや出血、膿がなかなか治らないといった症状がある場合には、早めに精密な検査を受ける事が大切です。
当院では、がんの早期発見・診断を目的とした専門的な検査体制を整えており、必要に応じて高度医療機関との連携も行っております。
肛門の病気はデリケートな問題であるため、症状があってもなかなか受診に踏み切れないという方も多いかと思います。しかし、我慢を続ける事で症状が悪化し、治療がより複雑になるケースも少なくありません。
当院では、患者様のプライバシーを尊重しながら、安心して診察・治療を受けていただける環境を整えております。特に、「手術は不安」「入院せずに治したい」という方には、日帰りで受けられるジオン注射(ALTA療法)をおすすめしています。身体への負担が少なく、治療後の回復も早いため、忙しい日常を送る多くの方々に選ばれている治療法です。
「痔かもしれない」「おしりに違和感がある」といった小さな気づきも、早期の受診によって大きなトラブルを防ぐきっかけになります。どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、皆様のおしりの健康を守るパートナーとして、丁寧で温かい医療を提供してまいります。
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