2025年9月17日

「血便が出た」「便潜血検査で陽性だった」「下痢や便秘が長引く」——そんなときに必要なのが大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。
当院ではAI診断支援を搭載した高画質の大腸内視鏡システムを導入し、痛みや不安を最小限にした“安心の検査体験”を提供しています。
大腸内視鏡検査とは?どんな病気が見つかる?
大腸内視鏡検査は、大腸の粘膜を直接観察し、大腸ポリープや大腸の炎症、大腸がんの早期発見に非常に有用な検査です。
発見できる主な疾患
・大腸ポリープ
・大腸がん
・潰瘍性大腸炎・クローン病
・感染性腸炎 など

AI搭載大腸内視鏡による高精度な診断
当院ではオリンパス社の高画質内視鏡システム「EVIS X1」+「End-Brain Eye(AI診断支援)」を導入しています。
・小さな大腸ポリープや微細な血管異常もAIが瞬時に解析
・見逃しリスクの低減
・大腸内視鏡検査時間の短縮・安全性の向上
AI導入大腸内視鏡検査およびNBIを用いた大腸内視鏡検査で見逃しを防ぐ
最新のOlympus EVIS X1+End-Brain Eye(リアルタイムAI診断支援)により、小さな大腸ポリープも高精度に検出。

NBIを用いた大腸内視鏡検査とは
近年では、従来の白色光による観察に加え、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)を用いることで、より精度の高い診断が可能になりました。ここでは、NBIの特徴とメリットを分かりやすく解説します。

NBIとは?
NBIは「狭帯域光観察」と訳される技術で、特定の波長(青:415nm、緑:540nm)の光を利用して粘膜や血管を強調して観察する方法です。
青色光は血液中のヘモグロビンに強く吸収されるため、表層の毛細血管を鮮明に描出します。
緑色光はやや深い層の血管を可視化します。
この原理により、粘膜の微細な模様(pit pattern)や血管走行の乱れを通常光よりも明瞭に確認できます。
NBIを用いた大腸内視鏡検査のメリット
1. 早期がん・小さな病変の発見精度向上
従来の白色光では見落とされるような平坦型病変や微小なポリープも、NBIに切り替えることで血管異常が強調され、早期に発見できます。
2. 良性・悪性の鑑別に有用
血管の形や分布の不整を観察することで、腫瘍性ポリープか炎症性変化かを判断しやすくなり、不要な切除を減らすことが可能です。
3. 切除範囲の正確な決定
内視鏡治療(ポリープ切除、EMR、ESD)を行う際に、病変の境界を正確に把握できるため、取り残しや過剰切除を防ぎます。
従来法(色素内視鏡)との違い
以前はインジゴカルミンなどの色素を散布して病変を強調していましたが、NBIはワンタッチで切り替えが可能です。
・検査時間の短縮
・患者さんの負担軽減
・より安全で効率的な観察
といった利点があります。

鎮静剤を用いた“苦痛の少ない大腸内視鏡検査”
「痛そう」「怖い」というイメージを払拭するため、当院では静脈麻酔(鎮静剤)+炭酸ガス送気を併用しています。
・眠っている間に検査が終わる
・炭酸ガスは吸収が速く、お腹の張りが残りにくい
・大腸内視鏡検査後は回復室でゆっくり休める

大腸内視鏡検査で炭酸ガスを使うメリットとは?
大腸内視鏡検査では、腸を観察しやすくするために空気を入れて膨らませます。従来は「空気(room air)」が使われてきましたが、近年では「炭酸ガス(CO₂)」を用いる施設が増えています。その理由は、炭酸ガスが体に吸収されやすく、検査後の不快感を大幅に軽減できるからです。
炭酸ガスのメリット
炭酸ガスの最大の特徴は「吸収の速さ」です。空気と比べて腸の粘膜から200倍以上速く吸収され、呼吸を通じて自然に体外へ排出されます。そのため、検査後にお腹の張りや痛みが残りにくく、快適に帰宅できます。
さらに、腸内にガスが長く残らないことで、検査中の安全性も向上します。特に高齢者や呼吸器・心疾患を持つ方にとっても安心できる方法です。
内視鏡センターから回復室への移動はストレッチャーで
大腸内視鏡検査後に内視鏡センターから回復室に移動していただきます。その際の移動はストレッチャーを使用いたしすので、横になったまま移動していただくことが可能です。

当院での取り組み
当院「おなかとおしりのクリニック 東京大塚」では、大腸内視鏡検査に炭酸ガスを標準導入しています。AI搭載内視鏡による精度の高い診断と合わせて、患者さまに優しい検査を提供しています。
女性医師・女性スタッフによる安心サポート
女性患者さまにも安心して受けていただけるよう、女性医師による検査にも対応(火曜日限定)しています。また、女性専用更衣室・女性専用トイレを完備。プライバシーに配慮し、リラックスして受けられます。

アクセス良好|池袋・東池袋・巣鴨・大塚から通いやすい立地
検査を受ける際には「通いやすさ」も大切なポイント。
大塚駅(JR山手線)、大塚駅前(東京さくらトラム)
JR山手線「大塚駅」南口、都電荒川線「大塚駅前」から徒歩1分。アクセス抜群の立地で、通勤やお買い物のついでにも気軽に立ち寄れます。地域の皆さまの「おなかとおしりの健康」を守るため、ぜひ当院にお越しください。

池袋駅
JR山手線・池袋駅からわずか1駅(約2分)で大塚駅へ。
当院は大塚駅南口から徒歩1分にございますので、池袋駅からも乗車時間を含めて わずか約5分で到着できます。
通いやすく便利な立地で、安心してご来院いただけます。

巣鴨駅
巣鴨駅からはJR山手線で1駅約2分、大塚駅南口から徒歩1分。当院へは巣鴨駅からもわずか約5分でアクセス可能です。

東池袋
東京さくらトラム(都電荒川線)「東池袋四丁目駅」から「大塚駅前」までは わずか2駅・約6分。
アクセス抜群の立地で、東池袋エリアからもスムーズにご来院いただけます。

東京都豊島区内はもちろん、文京区・北区・板橋区からのご来院も多数。仕事帰りや買い物ついでにも便利です。
🚌【バスでのアクセス案内】
池袋・巣鴨・上野方面からも、バスで便利にお越しいただけます。
都営バス「都02系統(池袋駅東口~錦糸町駅前)」および「上60系統(池袋駅東口~上野公園)」 は、いずれも「大塚駅前」に停車します。
「大塚駅前」停留所で下車後、JR大塚駅南口・都電大塚駅前から徒歩1分、
おなかとおしりのクリニック 東京大塚(大塚Carnaビル2階) にすぐ到着します。
雨の日やお子さま連れの方も安心してお越しいただけます。
日本消化器内視鏡学会:大腸内視鏡検査てどんな検査ですか?
よくある質問
Q. 大腸内視鏡検査は痛いですか?
A.鎮静剤を使用するため、ほとんどの方が「眠っている間に終わった」と感じます。炭酸ガス送気により検査後のお腹の張りも軽減しています。
Q. 豊島区の便潜血検査で陽性でした。どうすればいいですか?
A.便潜血陽性=必ずしもがんではありませんが、ポリープや炎症の可能性もあります。放置せず、大腸内視鏡検査を受けて原因を確認しましょう。当院では豊島区外の方も受け付けています。
Q. 当日大腸ポリープが見つかったらどうなりますか?
A.安全に切除可能な大きさであれば、同日切除も可能です。組織検査が必要な場合は病理検査を行い、後日結果説明します。
Q. 大腸内視鏡検査はどれくらい時間がかかりますか?
A.検査自体は約15〜30分ほど。来院からお帰りまでは1時間半程度を目安にお考えください。
Q. 女性医師の指名は可能ですか?
A.火曜日限定ですが可能です。事前にご予約時にお申し出ください。女性スタッフによるサポートも行っています。
Q. 豊島区以外(文京区・板橋区など)からも受診できますか?
A.はい。池袋・巣鴨・駒込・板橋エリアからも多数の患者様が来院されています。JR山手線沿線からアクセス良好です。
🩺 まとめ
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸がんやポリープを早期に発見できる、もっとも信頼性の高い検査方法です。
当院では、AI診断支援を搭載した高画質内視鏡システム「EVIS X1」と、痛みを抑える鎮静法・炭酸ガス送気を組み合わせることで、苦痛の少ない快適な検査体験を実現しています。
「血便が出た」「便潜血で陽性だった」「下痢や便秘が続く」——そんなときは、自己判断せず、早めの受診がおすすめです。
豊島区・池袋・東池袋・巣鴨・大塚エリアで大腸内視鏡検査をご希望の方は、
おなかとおしりのクリニック 東京大塚までお気軽にご相談ください。

監修:東京都豊島区おなかとおしりのクリニック 東京大塚
院長 端山 軍(MD, PhD Tamuro Hayama)
資格:日本消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会指導医・専門医・評議員
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
帝京大学医学部外科学講座非常勤講師
元帝京大学医学部外科学講座准教授
医学博士
院長プロフィール