医療ダイエットのお薬が安いおすすめクリニック8選|初めての方向け|豊島区大塚の内科・消化器内科・肛門科・内視鏡|大塚駅南口1分|おなかとおしりのクリニック 東京大塚

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医療ダイエットのお薬が安いおすすめクリニック8選|初めての方向け

医療ダイエットのお薬が安いおすすめクリニック8選|初めての方向け|豊島区大塚の内科・消化器内科・肛門科・内視鏡|大塚駅南口1分|おなかとおしりのクリニック 東京大塚

2025年11月25日

医療ダイエットのお薬が安いおすすめクリニック8選|初めての方向け

「食事制限は続かないし、気づけばリバウンド…」「運動が苦手でダイエットが続かない…」そんな方におすすめなのが、内服薬や注射薬を用いた医療ダイエットです。内服薬と注射薬のどちらが良いのか、どれくらい続ければ効果を感じられるのかなど、初めての方が気になるポイントも多いですよね。

この記事では、医療ダイエットに使われる薬の種類や、どんなメカニズムで痩せていくのか、副作用などのリスクまでわかりやすく解説します。安く始められるおすすめクリニックも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

GLP-1ダイエットで使用されるお薬は何がある?

内服薬 注射薬
代表的な薬 リベルサス ・オゼンピック

・マンジャロ

・サクセンダ

・ウゴービ

投与方法 飲み薬 注射薬
投与頻度 1日1回 週1回または1日1回
メリット ・経口薬なので痛みを感じない
・副作用が小さいため始めやすい
・投与量を細かく設定できる
・週1回なので忘れにくい(薬による)
・内服薬と比較して即効性に期待できる
デメリット ・毎朝服用するため忘れるリスクあり
・効果は穏やかなので即効性は低い
・注入時に針を刺すため痛みを感じやすい
・1ヶ月あたりの料金が高め
・効果が強い分、副作用も強く出やすい

医療ダイエット治療薬には、主に「GLP-1受容体作動薬」が用いられます。GLP-1受容体作動薬は内服薬と注射薬に分けることもできますが、内服薬はリベルサスしかありません。注射薬だと数種類あり、マンジャロやオゼンピックなどがメインで使われています。

内服薬は1日1回服用するため、飲み忘れリスクや即効性が低いなどのデメリットはありますが、針を刺す必要がないため痛みや不安は感じにくいです。ダイエット効果はゆっくりと得られる性質上、副作用の発現率が高くない点もメリットと言えるでしょう。

注射薬は1日1回or1週間に1回の投与なので、打ち忘れるリスクは低いです。ダイエット効果も期待できますが、その分だけ副作用も強く出やすいです。自分で針を刺すため最初は恐怖感があり、1ヶ月あたりの料金も内服薬と比較して高いのがデメリットと言えるでしょう。

内服薬はリベルサスのみ

リベルサスとは、セマグルチドを有効成分とするGLP-1受容体作動薬です。GLP-1受容体作動薬としては唯一の内服薬であり、1日1錠服用してダイエットを進めていきます。注射タイプと比較して効果は緩やかな傾向にありますが、コスパが良くて注射特有の痛みや恐怖はありません。

基本的には3mgからスタートし、次いで7mg、最終的に14mgへ増量していくことになります。用量が多くなるごとに効果にも期待できますが、1ヶ月あたりの価格も高くなります。服用時には注意点もありますので、処方された際にしっかりと聞いておきましょう。

》リベルサス通販が安いおすすめクリニックや費用の解説はこちら

漢方薬などもある

GLP-1受容体作動薬の内服薬はリベルサスのみですが、ダイエットをサポートしてくれる漢方薬もいくつか存在しています。

薬名 分類 解説
防風通聖散 漢方薬 ・お腹の脂肪が気になる方に向けた医療用漢方薬
・皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪燃焼効果と代謝向上に期待できる
・体に溜まった余分な脂肪、老廃物、水分が排出される
・むくみ解消にもなるので見た目でも分かりやすい
ルセフィ SGLT2阻害薬 ・余分な糖分を尿として排出できる医薬品
・結果的に糖質制限と似たような効果が得られるため体重が落ちる
・食事内容を変えずに糖質制限したい方におすすめ
ダパグリフロジン SGLT2阻害薬 ・基本的にはルセフィと似たような効果に期待できる

リベルサスで食欲は抑制できますが、脂質や糖質を多く摂取すると体重は思うように落ちていきません。しかし、ルセフィやダパグリフロジンなどを併用すれば、余分な糖質が排出されるためある程度は食事内容を変えずに済みます。

注射薬は主に6種類

名称 投与方法 有効成分 投与頻度 国内承認
オゼンピック 注射 セマグルチド 週1回 2型糖尿病薬
サクセンダ 注射 リラグルチド 1日1回 未承認
ビクトーザ 注射 リラグルチド 1日1回 2型糖尿病薬
マンジャロ 注射 チルゼパチド 週1回 2型糖尿病薬
ウゴービ 注射 セマグルチド 週1回 肥満症治療薬
ゼップバウンド 注射 チルゼパチド 週1回 肥満症治療薬

注射タイプの医療ダイエット薬は、主に表の6種類が使用されています。同じ有効成分を含む薬でも、目的や承認状況が異なるため、まったく同じ働きをするわけではありません。それぞれに特徴やメリット・デメリットがありますので、まずは軽く理解していきましょう。

オゼンピック

オゼンピックの強み オゼンピックの弱み
・週1回の注射なので忘れにくい
・長期データが豊富なので安全性も高い
・効果は緩やかだが副作用も弱め
・注射タイプの中でも効果は緩やか

オゼンピックは、セマグルチドを有効成分とするGLP-1受容体作動薬です。効果がそこまで強くない分、副作用も弱めという安全性の高さに優れています。長期データが豊富なため信頼して処方されており、投与頻度も1週間に1回と忘れにくいのもおすすめポイントです。

その一方で、強みの方でも書いた通りオゼンピックの効果は緩やかに現れる傾向があります。内服薬であるリベルサスよりは期待できるものの、すぐにでも効果を実感したい方には不向きと言えるでしょう。そのため、「安全に医療ダイエットを始めてみたい」という方におすすめです。

マンジャロ

マンジャロ

マンジャロの強み マンジャロの弱み
・GIP受容体にも作用するため効果に期待できる
・週1回の注射なのも嬉しいポイント
・効果に期待できる分、副作用が強く発現しやすい
・急激なリバウンドを起こしやすい

マンジャロは、チルゼパチドを有効成分としたGIP/GLP-1受容体作動薬です。GLP-1の他にGIP受容体にも作用するため、強い食欲減退効果に期待できます。注射も週1回なので忘れにくく、注射が苦手な方でも続けやすいのもメリットです。

その一方で、効果に期待できる分、副作用が強めに発現しやすいデメリットがあります。さらに、GLP-1とGIP受容体の両方に作用するため、他の薬と比較して服用をやめた後の食欲が増長されやすいとされています。実際、臨床実験にて途中でやめたグループの平均体重増加は14%にも上ったそうです。

》マンジャロが安いおすすめオンラインクリニックの解説はこちら

サクセンダ

サクセンダの強み サクセンダの弱み
・価格帯が安いため続けやすい ・毎日注射しないといけない
・注射が苦手な方だと苦痛に感じやすい

サクセンダは、リラグルチドを有効成分としたGLP-1受容体作動薬です。ダイエット効果は他の薬と比較して緩やかですが、リーズナブルに購入できるのが大きな強みです。1ヶ月程度ではそこまでの差はありませんが、6ヶ月~1年単位で考えると大きな差になります。

そんなサクセンダの弱みは、1日1回毎日投与しないといけない点です。打ち忘れのリスクもありますが、やはり「毎日自分で注射を打つ」という不安や恐怖があります。慣れれば気にならないという方もいますが、そもそも注射が苦手な方には不向きな薬と言えるでしょう。

ビクトーザ

ビクトーザの強み ビクトーザの弱み
・日本で初めて発売されたGLP-1受容体作動薬 ・1日1回なので注射が苦手な方には不向き
・2026年後半を目途に出荷終了の予定

ビクトーザは、2型糖尿病治療薬として日本で初めて発売されたGLP-1受容体作動薬です。最も古いGLP-1受容体作動薬のため、これまでの治療実績もあります。サクセンダと同じリラグルチドを有効成分としており、ゆっくりと効果が現れることが多いです。

デメリットは、ビクトーザは1日1回注射するタイプですので、打ち忘れのリスクや注射が苦手な方だと苦痛に感じてしまうでしょう。さらに、ビクトーザは2026年後半を目途に出荷終了の予定です。仮にビクトーザが体質に合っていたとしても、他の薬に変更しないといけない点も覚えておきましょう。

ウゴービ

ウゴービの強み ウゴービの弱み
・肥満症治療薬として承認されている新しい薬
・臨床実験でも体重減少効果が認められている
・保険診療で治療を始められる可能性がある
・取り扱いクリニックが少なく在庫も心配
・保険診療含め、処方される条件が厳しい

ウゴービは、他のGLP-1受容体作動薬と違って肥満症治療薬として承認されている薬です。臨床実験でも体重減少効果が認められており、最大容量の2.4mgだと68週で約20%近い体重が落ちたとも記録されています。

保険診療になれば3割負担で治療を始められますが、保険適用には複数の条件をクリアする必要があります。医師によっては自由診療でも処方してもらえない可能性があり、他の薬と比較して始めるハードルは高めです。

》ウゴービが処方できるおすすめクリニックや費用の解説はこちら

ゼップバウンド

ゼップバウンドの強み ゼップバウンドの弱み
・最も新しい承認済みの肥満症治療薬
・GIP/GLP-1受容体作動薬なので効果に期待できる
・1回最大14日分の処方制限がある
・ウゴービと比較して少し高め
・提供しているクリニックが少ない

ゼップバウンドは、2025年4月11日から日本で発売開始された肥満症治療薬です。マンジャロと同じチルゼパチドが主成分ですので、GIP/GLP-1受容体作動薬となっています。ウゴービと同じ肥満症治療薬ですが、2つのホルモン受容体に作用するゼップバウンドの方が、より大きな体重減少効果が報告されています。

しかし、効果に期待できる分ウゴービよりも価格が少し高めです。発売開始してから1年経っていないため、提供しているクリニックもウゴービより少ないです。さらに、約1年間は1回最大14日分の処方制限がありますので、2週間に1回は通院しなくてはいけません。

医療ダイエット薬は本当に痩せるの?期待できる効果

医療ダイエットでは、主に『GLP-1受容体作動薬』と呼ばれる薬を使います。そのため、GLP-1受容体作動薬の効果を知ることで、なぜダイエット効果に期待できるのかを知ることができます。

GLP-1について

GLP-1とは、食事をとったあとに小腸から分泌されるホルモンのことで、インスリンの分泌を促して血糖値を下げる働きがあります。

しかし、2型糖尿病になるとインスリン分泌が起こらなくなったり、分泌量が少ないor上手く作用しないなど高血糖の状態が続いてしまいます。そのまま放置すると、血管が傷付いて心臓病や失明、足の切断などさまざまな重篤な症状が出てきてしまうのです。

GLP-1受容体作動薬の働き

GLP-1受容体作動薬は、もともと2型糖尿病を治療するために開発された薬で、膵臓に作用してインスリン分泌を促す働きがあります。とくに日本人はインスリン分泌能力が低いとされており、日本でも糖尿病治療薬として正式に承認されています。

本来はダイエット目的で作られたものではありませんが、使用するうちに「食欲が自然と抑えられる」「食べ過ぎを防ぎやすい」といった作用が注目され、医療ダイエットに用いられるようになりました。肥満症治療薬としてウゴービが開発されるまでに進化しています。では、実際にどのようなダイエット効果に期待できるのか見ていきましょう。

食欲抑制効果

食べ物が消化されると血糖値が上昇し、満腹中枢が刺激されて満腹だと感じるようになります。GLP-1は満腹中枢にも直接働きかけ、満腹感を感じさせて食欲を抑制させる効果に期待できます。食欲がなくなるため、「食べないストレス」を感じにくい状態で体重が減少していきます。

満腹感の持続

胃で消化された食べ物は、そのまま小腸へ送られます。この小腸までの移動が遅くなるため、食べ物が胃に残っている状態を長くできるのです。これが結果的に満腹感の持続につながり、間食などを防ぐことができます。

基礎代謝の向上

脂肪を分解して熱を作る働きをもっており、それが基礎代謝の向上につながると考えられています。基礎代謝が上がることで脂肪が分解されやすくなり、太りにくくリバウンドしにくい体質を目指しやすくなります。

SGLT2阻害薬との違い

糖尿病治療薬には、他に「SGLT2阻害薬」というものがあります。血中の余分な糖分を尿と一緒に排泄させることで、血糖値を下げる効果があります。インスリンの働きとは関係なく血糖値を下げられるため、インスリンが効きにくい方に使用することが多いです。

臨床試験によると、SGLT2阻害薬を使用することで1日あたり約70g(約280kcal)の尿糖が排泄されるようです。これがカロリー消費に役立ち、徐々に体重が減少していきます。その一方で、SGLT2阻害薬には食欲抑制効果はありません。いくら糖を排泄しても、その分だけ食べれば体重は変わりません。

【結論】使用しただけでは痩せない

GLP-1受容体作動薬は、食欲抑制や満腹感の持続による食べ過ぎ防止が主なダイエット効果です。脂肪がいきなり消滅することもなければ、水分が体から出ていくわけでもありません。つまり、GLP-1受容体作動薬を使用しただけで痩せるわけではないのです。

無意識に間食したり、脂質や糖質の多いものしか食べない、まったく運動しないなど生活環境も改めないと、まったく効果が実感できないケースもあります。あくまで「食欲コントロールによって結果的に体重が減っていく」という効果のため、即効性には期待できないと覚えておきましょう。

オンライン診療クリニック10院の料金一覧

※表はスクロールできます
クリニック名 リベルサス
(3mg×30錠)
マンジャロ
(2.5mg×4本)
オゼンピック
(2mg×1本)
ウゴービ
(0.25mg×4本)
診察料 配送料
イースト駅前クリニック 6,000円 21,100円 無料 クレジットカード決済:500円
代金引換:1,000円
どちらも15,000円以上で無料
レバクリ 5,200円 22,000円 24,328円 無料 全国一律:550円
クリニックフォア 9,900円 26,730円 1,650円 通常配送:550円
クール宅急便(注射薬):1,100円
DMMオンラインクリニック 7,920円 30,800円 23,833円 18,700円 無料 550円
スマルナ 7,920円 30,800円 23,833円 18,700円 無料 550円
デジクリ 7,948円 22,000円 20,900円 1,650円 全国一律:550円
クール宅急便:1,100円
elife 5,980円 24,980円 23,500円 19,980円 無料 無料
東京ミレニアルクリニック 要問合せ 19,800円 無料 550円
ファイヤークリニック 18,000円 無料 無料
プライベートスキンクリニック 9,900円 18,480円 3,300円 660円

※料金は1ヶ月あたり

医療ダイエット薬が安いおすすめクリニック8選

医療ダイエット薬を取り扱っているクリニックで、とくに費用が安くオンライン診療にも対応しているおすすめクリニックをいくつかご紹介します。

記載している料金は「含有量が最も少ない+まとめ買いor定期便」としており、最も安くなる金額でまとめています。含有量が多くなったり、購入プランの間隔が短いと1ヶ月あたりの料金は高くなる点は覚えておきましょう。

そのため、自分が求めている治療薬・含有量・購入プランだと実際にいくらになるかは、公式サイトや診療時にご確認ください。

イースト駅前クリニック

料金 内服薬:6,000円~/月
注射薬(マンジャロ):21,100円~/月
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・カナグル・防風通聖散
診察料 無料(処方がない場合は請求される)
薬の送料 クレジットカード決済:500円(15,000円以上で無料)

代金引換:1,000円(15,000円以上で無料)

診療時間 月~金曜日:10:00~14:30/15:30~19:00

土・日・祝日:10:00~18:00

プラン ・まとめ買い

イースト駅前クリニックは、オンライン診療と対面診療が選択できる女性外来クリニックです。開院15周年、診察実績300万人を突破した実績があり、医療ダイエット以外にもさまざまな美容医療に携わっています。診療時間は限られてしまいますが、土日祝日も対応しているため社会人でも予約しやすいでしょう。

肥満で悩む女性も相談しやすく、経験豊富な専門医が最初から最後までサポートしてくれます。診察自体もビデオ通話で終わりますし、時間帯によっては最短当日発送にも対応しています。匿名発送なので、パッケージでクリニックからの荷物だということはバレません。

料金プランは「通常価格」と「LINE友だち限定価格」があり、後者の方が安く購入可能です。LINE公式アカウント「EAST 公式 Women」を友だちに追加することで、「イーストはじめてチケット」が付与されます。それを使うことで、2,000円ごとに200円の割引を適用することができます。

もしマンジャロを始めたい方は、マンジャロ3ヶ月トライアルセットで試してみるのもおすすめ。配送料は決済方法によって異なりますが、どちらも15,000円以上の購入で無料になります。注射薬であれば15,000円を超えますので、配送料のことはあまり考えなくて良いでしょう。

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レバクリ

料金 内服薬:5,200円~/月
注射薬(マンジャロ):22,000円~/月
注射薬(オゼンピック):24,328円~/本
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・オゼンピック・防風通聖散
診察料 無料
薬の送料 全国一律:550円
診療時間 24時間365日
プラン ・定期配送

・単品

・まとめ買い

レバクリでは、24時間365日いつでもスマホで相談できるオンライン診療クリニックです。初診料・診察料は一切かかりませんし、カウンセラーや医師に対する相談料も必要ありません。診察前はもちろんのこと、治療中に感じた不安や疑問であれば何でも相談可能です。

これまで多くの医療ダイエットに携わってきた実績がありますので、丁寧かつモチベーションが維持できるアドバイスに期待できます。診察から処方までの時間も最短15分と非常にスピーディーですので、仕事の休憩中などちょっとしたスキマ時間を活用できるのも嬉しいポイントです。

もしマンジャロ・オゼンピックが含まれるプランを選択した場合、チルドゆうパックにて送られてきます。そのため、自宅以外にも「郵便局・はこぽす(宅配ロッカー)・コンビニ」での受け取りも可能です。同居人が開封する恐れがある場合、そちらを利用してみると良いでしょう。

購入プランは複数ありますが、おすすめは「定期配送プラン」です。月額料金が安いのはもちろんのこと、自動決済なので注文忘れがなかったり、支払いの手間を省くことができます。一時的な配送スキップにも対応しており、もし不要だと感じれば解約手数料なしで解約することが可能ですよ。

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クリニックフォア

料金 内服薬:8,027円~/月
注射薬(マンジャロ):25,520円~/月
注射薬(オゼンピック):26,730円~/本
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・オゼンピック・ルセフィ・防風通聖散・セチリスタット
診察料 1,650円
薬の送料 通常配送:550円
クール宅急便(注射薬):1,100円
診療時間 7:00~24:00
プラン ・定期配送

・単品購入

クリニックフォアは、診療実績600万件以上、顧客満足度95%以上を誇る医療機関グループです。CMや広告を積極的に発信しているため、知名度の高さも業界トップクラスと言えるでしょう。オンライン診療も積極的に行っていますが、全国で10院以上あるため対面診療を選択することもできます。

女性向けの肥満症治療では、医療の力を使って適正体重を目指します。流れとしては、経験豊富な医師の診察を受け、そこから治療計画を一緒に考えていきます。治療計画を元にダイエットを進めていきますが、治療薬ごとの特徴や、よくある質問をまとめた冊子がプレゼントして貰えるため不安な気持ちを抑えやすいです。

「もっと効果を感じたい!」「他のプランや薬を試してみたい!」という場合でも、相談した上で変更することができます。治療中にLINEで相談できるなど、アフターフォローも充実していますね。このように、全体的なサービス品質は高いと言えるでしょう。

治療費は全体的に相場内に収まっており、配送料は内服薬なら550円、注射薬ならクール宅急便で1,100円となっています。「マンジャロ皮下注2.5mgアテオス1ヶ月定期」で始める場合、決済画面で『INJE5000』を入力することでお得な料金で始められるため利用してみましょう。

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DMMオンラインクリニック

料金 内服薬:7,920円~/月
注射薬(マンジャロ):30,800円~/セット
注射薬(オゼンピック):23,833円~/本
注射薬(ウゴービ):18,700円~/セット
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・オゼンピック・ゼップバウンド・ウゴービ・防風通聖散・ルセフィ・海外製ダパグリフロジン
診察料 無料
薬の送料 550円
診療時間 24時間365日
プラン ・定期配送

・単発購入

・まとめ買い

DMMオンラインクリニックは、24時間365日いつでも診察が受けられるオンライン専門サービスです。対面診療はありませんが、オンライン診療でも高品質な診察・処方を受けられます。さまざまな美容医療に対応しており、医療ダイエットの種類が豊富なのもおすすめポイントです。

医療ダイエット薬の種類も豊富で、リベルサスやマンジャロ、オゼンピックといった王道の治療薬だけでなく、防風通聖散やルセフィといった漢方薬やサポート薬も提供しています。近年、肥満症の薬として国内でも注目されているウゴービの提供があるのも強みと言えるでしょう。

治療プランも、食事コントロールで進める「GLP-1プラン」や、他の治療薬を組み合わせた「減量効果アッププラン」など複数用意されています。自分がどのプランに合っているか分からなくても、目的や生活環境、体質に合わせて担当医師が提案してくれるため安心です。

ダイエットサポートとして複数の薬剤を処方していますので、無理の少ない減量を目指しやすい体制が整っています。例えば、リバウンド防止のためにタンパク質とビタミンを補給できるホエイプロテイン、排便を促進させる酸化マグネシウム錠などです。

購入プランも複数ありますが、おすすめは「らくらく定期便」です。1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月で選択でき、自動決済されれば追加手続きは必要ありません。定期便は月額料金も安いですし、配送料は550円と相場内なのでそこまで負担になりませんよ。

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スマルナ

料金 内服薬:7,920円~/月
注射薬(マンジャロ):30,900円~/月
注射薬(オゼンピック):23,833円~/セット
注射薬(ウゴービ):18,700円~セット
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・オゼンピック・ウゴービ・ゼップバウンド
診察料 無料
薬の送料 550円
診療時間 24時間365日
プラン ・定期配送

・単発購入

・まとめ買い

スマルナでは、24時間365日いつでもオンライン診療を受けることができます。提供している治療薬も豊富で、注射薬であればマンジャロの他にオゼンピックやウゴービも提供しています。購入プランも定期配送から単発購入、まとめ買いなど選択肢が多いのもおすすめポイントです。

治療薬を使ったダイエットはもちろんのこと、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを整えられるようにサポートしてくれます。多くの医療ダイエットを成功させてきたドクターが担当してくれますので、治療薬の効果を効率的に発揮できるよう指導してくれるでしょう。

月額料金は、リベルサスであれば1ヶ月あたり7,920円、マンジャロであれば1ヶ月あたり30,900円から始めることができます。その他にも治療薬はありますが、リベルサスとマンジャロを希望する場合はクーポンコードを使うことで安く購入することも可能です。

クーポン利用で、リベルサスは初月6,920円【クーポン:RBL1000】、マンジャロは初月26,900円【クーポン:MNJ4000】で始めることができますので、申し込み時にクーポンコードを忘れずに入力してくださいね。

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デジクリ

料金 内服薬:7,948円~/月
注射薬(マンジャロ):22,000円~/月
注射薬(サクセンダ):14,566円~/本
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・サクセンダ・オゼンピック・ルセフィ・ゼニカル・防風通聖散・防已黄耆湯
診察料 1,650円
薬の送料 全国一律:550円

クール宅急便:1,100円

診療時間 24時間365日
プラン ・定期配送

・まとめ買い

デジクリは、約700,000件の治療実績を誇るオンライン診療サービスです。24時間365日いつでも予約・診療を受けられ、スマホがあれば自宅以外の場所でも問題ありません。ちょっとしたスキマ時間でも、気軽に予約することができます。もちろん、予約さえしてしまえば待ち時間もありません。

診察では、「どういった目的でダイエットするのか」や、「生活環境・体質」に合わせたプランを提供してくれます。ダイエットは無理せず続けることが重要ですので、診察後に感じた不安や疑問に対してもチャットにて迅速に対応可能です。チャットに関しては、一切追加料金は発生しません。

診察後、最短翌日には治療薬が届くのも嬉しいポイントです。クリニックから発送されたものだと分からないように、ご依頼主には「同上」/品名「日用品」と記載されています。配送料は550円ですが、注射薬の場合はクール宅急便(1,100円)の方がおすすめです。

月額料金は、リベルサスであれば7,948円、マンジャロであれば22,000円から始めることができます。マンジャロの価格が他のクリニックと比較した安めで、キャンペーンを適用させれば1,000円OFFで購入可能です。もし副作用が怖い方は、「副作用治療セット」も検討してみましょう。

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elife

料金 内服薬:5,980円~/月
注射薬(マンジャロ):6,245円~/本
注射薬(サクセンダ):14,800円~/月
注射薬(ウゴービ):19,980円~/月
医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・サクセンダ・オゼンピック・ゼップバウンド・ウゴービ・防風通聖散
診察料 無料
薬の送料 無料
診療時間 7:00~22:00
プラン ・定期配送

elifeは、治療薬の種類や定期便プランが豊富なオンライン診療クリニックです。診療時間は7:00~22:00と他のクリニックと比較して短いですが、それでも多くの方が診察を受けられる時間帯です。診察時間自体は10~20分程度ですので、仕事の休憩中などでも気軽に予約できるでしょう。

診察はスマホやパソコンで行われ、診察が終わればすぐに治療薬は発送されます。梱包も目立たないように気を付けていますので、開封するまでelifeから送られてきたことはバレません。クール宅急便を選択すれば、品質を安定させたままの配送も可能です(※一部地域は不可)。

かかる費用は治療薬代だけであり、診察料や配送料は一切かかりません。貯まったロイヤリティポイントを決済時に使うことができるなど、お得に使えるサービスも提供しています。診察後でも気軽に相談できるように、LINEやメールによるフォローアップ体制も作られています。

料金プランは定期配送のみですが、治療薬によってキャンペーン価格や特別価格が用意されています。例えば、マンジャロであれば「マンジャロ自動切り替えプラン」、ウゴービであれば「0.25mg 1ヶ月or3ヶ月毎定期便」をキャンペーン価格で購入することができます(他治療薬もキャンペーン価格あり)。

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東京ミレニアルクリニック

料金 内服薬:要問合せ

注射薬(マンジャロ):19,800円

医療ダイエット薬の種類 リベルサス・マンジャロ・防風通聖散
診察料 無料
薬の送料 550円
診療時間 7:00~24:00
プラン ・定期配送

東京ミレニアルクリニックは、難治性・再発性ニキビ治療専門のオンラインクリニックです。現在、その知識を活用し、マンジャロによる医療ダイエットも提供しています。医療ダイエット分野における実績は他のクリニックよりも少ないですが、担当してくれるドクター陣のレベルは非常に高いです。

診察時間は7:00~24:00と余裕があり、すべてスマホ1台で完結するためスケジュール調整もしやすいと言えるでしょう。支払い方法がクレジットカード決済だけでなく、銀行振込やペイディによる後払いにも対応している点も使いやすいですね。

医療ダイエットに使用する薬は、マンジャロ・リベルサス・防風通聖散の3種類です。ただ、現状はマンジャロを使用して進めていくプランのみとなっています。リベルサス・防風通聖散の詳細ページは準備中ですので、今後本格的に取り扱われると思います。

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医療ダイエットをするクリニックの選び方

ここからは、医療ダイエットを始める際に抑えるべきクリニック選ぶコツについて解説していきます。

価格の安さで選ぶ

まずは、単純に価格の安さで比較してみましょう。

  • ジェネリック医薬品がないため大幅に安くなることはない
  • 自由診療なので価格はクリニック側が自由に設定できる
  • ウゴービのみ保険適用できる可能性がある
  • 診察料や配送料もチェックすべき

リベルサスやマンジャロなどの医療ダイエット薬には、現時点でジェネリック医薬品がありません。そのため、どのクリニックでも処方される薬自体は同じです。また、ダイエット目的で使用する場合は基本的に保険が適用されず、全額自己負担になる点も覚えておきましょう。

薬の内容が同じで自由診療(価格はクリニック側が決められる)という性質上、できるだけ負担を抑えたい方は純粋に安いクリニックを選ぶのがおすすめです。一応、ウゴービのみ条件さえ満たせば保険を適用できます。

ウゴービに関しては『ウゴービが処方できるオンライン診療クリニック|値段が安いのは?』にて詳しく解説していますので、そちらをぜひ参考にしてみてください。

通院しやすさ・診察の受けやすさ

対面診療を希望する場合は通院のしやすさ、オンライン診療を希望する場合は診察の受けやすさにも注目してみましょう。

比較項目 解説
通院 アクセス 自宅から徒歩や自転車で通う場合、距離がどのくらいか確認する
最寄り駅からの距離 もし電車を使う場合、最寄り駅から徒歩〇分かを確認する
駐車場(駐輪場)の有無 車やバイクを使う場合、駐車場や駐輪場があるか確認する
診察 診療時間 24時間対応が最も良いが、それ以外だと夜遅くまで対応していると社会人でも予約しやすい
休診日 診療時間が短くても、土日祝日に対応していると予約しやすい
アプリの種類 専用アプリではなく、LINEなど普段使いしているアプリでの診察だと楽

とくに女性の場合、夜遅くに通院するのは不安が大きいと思います。そのため、近くのクリニックを見つけるか、オンライン診療メインのクリニックがおすすめです。

取り扱っている医療ダイエット薬の種類で選ぶ

記事の最初でも解説しましたが、ダイエット治療薬には複数の種類があります。そのため、取り扱っている治療薬が多いほど、提案できる治療メニューも多くなるのです。とくに注射薬の場合、それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の目的や体質に合ったものを選ぶ必要があります。

もし最初から希望する治療薬が決まっている場合は、他に組み合わせられる薬がないか確認してみましょう。例えば、漢方薬である「防風通聖散」や、糖の再吸収を抑えられる「ルセフィ錠」などがあれば、より効果的にダイエットを進めていくことができます。

サポート体制が整っている

目的や目標にもよりますが、基本的にダイエットは長期的に行われます。しかし、中には効果を実感できずに途中で諦めてしまう方もいるでしょう。不安や疑問も出てきますし、副作用が強く発現する可能性もあります。仮にダイエットに成功したとしても、リバウンドする可能性だってあるのです。

そういった状況を解決できるように、サポート体制が整っているクリニックがおすすめです。診察後でも無料で電話・LINE・チャット・メールなどで相談に乗ってくれたり、早朝・深夜問わず長い時間診察しているクリニックだと安心感があります。

治療薬によって副作用の種類や強さは異なりますが、「副作用対策セット」を提供しているクリニックもおすすめです。副作用が出てから診察予約して処方してもらうよりも、予め用意しておけばすぐに対処することができますよ。

医療ダイエット薬は1ヶ月いくらかかる?

治療薬 1か月あたりの価格相場
リベルサス 3mg:8,000~15,000円
7mg:20,000~25,000円
14mg:30,000~40,000円
マンジャロ 2.5mg:20,000円~25,000円
5mg:30,000円~42,000円
7.5mg:40,000円~60,000円
10mg:50,000円~80,000円
オゼンピック 2mg:20,000~25,000円
サクセンダ 1本:18,000~23,000円
ウゴービ 0.25mg:19,000~23,000円

0.5mg:37,000~42,000円

※自由診療の場合

内服薬であるリベルサスの場合、含有量が3mgであれば1ヶ月あたり8,000~15,000円ほどで継続することができます。ただ、途中から7mgや14mgに増量するケースも多いため、長期的に考えるとそれなりの金額になることも多いです。それでも、注射薬よりは比較的リーズナブルです。

マンジャロとウゴービの場合、含有量で料金が大きく異なります。例えばマンジャロの場合、2.5mgと5mgだと10,000~17,000円、2.5mgと10mgだと30,000~55,000円の差になります。含有量が多いほど効果に期待できますが、継続することが大事なので予算内に納めることの方が重要です。

少し特殊なのがサクセンダで、サクセンダの注射1本には18mgの有効成分が含まれています。これを30日以内に使い切る必要があり、1日0.6mgずつの注入であれば1ヶ月あたり18,000~23,000円ほどで済みます。しかし、1日1.2mgずつだと2本(36,000~46,000円)、2.4mgずつだと4本(72,000~92,000円)必要になるのです。

ダイエット目的だと保険適用されない

GLP-1受容体作動薬は、「2型糖尿病治療薬」として承認されている医薬品です。2型糖尿病の治療であれば保険適用できますが、実は医療ダイエットだと保険は適用できません。

例外として、「太っていることで日常生活が送れない」ということが認められれば、保険診療を受けられる可能性があります。例えば、肥満によって膝や腰に痛みが走る、息切れや無呼吸が続く、血糖値や血圧が上がって他の病気が併発する恐れがある、などです(※実際は条件が細かく決められている)。

医療ダイエット薬の副作用に注意!主な副作用とは?

医療ダイエット治療薬には複数種類がありますが、基本的には同じGLP-1受容体作動薬なので今回は多くの方が使用しているマンジャロの副作用を中心に解説していきます。

発現率 主な副作用
5%以上 【消化器系】悪心・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・消化不良・食欲減退
1~5%未満 【消化器系】腹部膨満・胃食道逆流性疾患・おくび

【注射部位】注射部位反応(紅斑・そう痒感・疼痛・腫脹等)

【臨床検査】膵アミラーゼ増加・リパーゼ増加・体重減少

0.5~1%未満 【循環器系】心拍数増加・低血圧・血圧低下

【肝胆道】胆石症

【免疫系】過敏症(湿疹・発疹・そう痒性皮疹等)

頻度不明 低血糖症状(脱力感・高度の空腹感・冷汗・顔面蒼白・動悸)・胆嚢炎・胆汁うっ滞性黄疸・アナフィラキシー・血管性浮腫・イレウス
出典:医療用医薬品 マンジャロ

最も多いのが、悪心や嘔吐、下痢、腹痛といった消化器系の副作用です。2型糖尿病治療においては副作用である食欲減退が、医療ダイエットとして活用できるということですね。他の副作用は1~5%未満と発現率がそこまで高くありませんが、もし発現したら様子を見ながら医師に相談してみましょう。

ただし、厚生労働省が発表している資料『GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について』によると、以下の副作用にはとくに注意が必要となります。

低血糖症状

GLP-1受容体作動薬は血糖値をコントロールすることに優れていますが、効果が強く出過ぎると低血糖症状が出現する可能性があります。強い脱力感や冷や汗、動悸、顔面蒼白、頭痛、めまいなどが確認された場合、低血糖症状の可能性が考えられます。

ただ、GLP-1受容体作動薬の作用が発揮されるのは血糖値が高くなったときであるため、単独使用で低血糖症状が出ることは稀です。もし低血糖症状が出た場合は、糖分が含まれるアメや飲み物を摂取し、血糖値を上げるようにしましょう。もし改善しない場合は、すぐに病院で診察してもらう必要があります。

急性膵炎

GLP-1受容体作動薬の重篤な副作用として、急性膵炎が挙げられます。なぜGLP-1受容体作動薬が急性膵炎を引き起こすかのメカニズムは明確になっていませんが、グルカゴン分泌抑制やインスリン分泌増加による膵臓への影響だと考えられています。

激しい腹痛や発熱が主な症状ですが、酷い場合だと敗血症性ショックによって死に至る可能性もあるほどです。そのため、上記のような症状が少しでも感じられた場合、医療ダイエットは中断して近くの医療機関に受診するようにしましょう。そのまま放置しておくと、どんどん悪化していきます。

医療ダイエット薬を使用する際の注意点

ここからは、医療ダイエット薬を使用する際に気を付けるべきポイントを2つ紹介していきます。

医師の指導のもと用法用量を守って使用する

使用する薬剤は、必ず医師の指導のもと用法用量を厳守するようにしましょう。医療ダイエット薬のことを理解せずに服用を始めると、「薬の服用を始めたのに、まったく効果が実感できない…」というケースに陥りやすいです。その結果、勝手に用量を増やして体調を崩す方がいます。

医療ダイエット薬は、食欲を抑制して食べ過ぎを防ぐのが主な効果です。脂肪を燃焼したり、水分を排出するような効果はありません。1週間で劇的な効果を得られるようなものではなく、ダイエット効果を実感するには多少時間がかかることを頭に入れておきましょう。

とくにやりがちなのが、サクセンダのように1日1回注射するタイプです。注入する用量をダイヤルで設定できるため、「1日くらいなら…」という軽い気持ちで増やす方が一定数います。どうしても効果が実感できない場合は、医師に相談して用量を増やしてもらいましょう。

個人輸入の通販サイトで購入しない

医療ダイエットに使用するGLP-1受容体作動薬は、元々糖尿病治療などに使われる薬です。医師の処方が必須であり、ドラッグストアや薬局で気軽に買うことはできません。そのため、海外から購入する個人輸入や、それを代行してくれるサイトを利用する方がいます。

「いちいち病院やクリニックに行くのが面倒!」という方もいれば、「個人輸入した方が安く手に入る!」という方もいますが、個人輸入は非常に危険なサービスです。例えば、以下のようなリスクが考えられます。

  • 偽薬の可能性が考えられる
  • 副作用が発現しても保証がない
  • 個人情報が流出するリスクがある
  • 諸経費含めるとそこまで安くない

とくに問題なのが、偽薬の可能性が考えられる点です。そもそもダイエット効果がまったくない可能性もありますし、体に有毒な成分が含まれている可能性もあります。その結果強い副作用が出たとしても、国内で処方された薬でないため適切な保証を受けられないのです。

さらに、名前や住所などの個人情報が流出するリスクもあります。そこまでのリスクを負って購入したとしても、諸費用を含めると劇的に安いわけではありません。厚生労働省でも個人輸入の危険性を公表していますので、必ず医師の処方を受けるようにしましょう。

医療ダイエット薬に関するよくある質問

最後に、医療ダイエット薬に関してよくある質問に対してQ&Aという形で解説していきます。

Q.内服薬と注射はどっちがおすすめ?

内服薬がおすすめな人 注射薬がおすすめな人
・気軽に医療ダイエットを始めたい方
・長期間リーズナブルに続けたい方
・注射が苦手、抵抗がある方
・毎日服用するのが面倒な方
・すぐにでもダイエット効果を実感したい方
・注射に抵抗がない方

内服薬と注射薬は作用の仕組み自体は同じですが、より早く効果を実感したい場合は注射薬がおすすめです。一方、費用を抑えたい方には1ヶ月あたりの料金が比較的リーズナブルな内服薬が向いています。

服用の手間で比較すると、毎朝服用する必要がある内服薬に比べ、マンジャロやオゼンピックなどの注射薬は週1回の投与で済むため服用忘れが心配な方にも続けやすいでしょう。とはいえ、注射薬は自分で針を刺すため痛みや恐怖を感じる場合もあり、痛みが苦手な方には水で飲むだけで済む内服薬のほうが気軽に始められます。

内服薬と注射薬、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

Q.GLP-1注射薬でもっともダイエット効果が期待できるのは?

GLP-1注射薬の中でも、臨床試験で体重減少効果が大きかったと報告されているのが「マンジャロ」です。

2021年に海外で実施された臨床実験によると、一般的なGLP-1受容体作動薬よりもマンジャロの方が体重減少の面で上回ったという結果が出ています。この試験結果などから、一般的にはマンジャロ、次いでオゼンピック、サクセンダの順に体重減少効果が大きいと報告されています(※個人差あり)。

ただし、効果の強さに比例して副作用も強く出やすいです。とくに消化器系の副作用が出やすく、嘔吐や下痢、消化不良などに悩まされる可能性があります。もし不安な方は、副作用対策セットを提供しているクリニックを選ぶと良いでしょう。

参考文献:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2107519

Q.どのくらい続けると効果を実感できる?

治療薬によって異なりますが、リベルサスとマンジャロだと以下のような変化があります。

リベルサス

期間 変化
1~2週間 ・軽く食欲抑制効果を実感できる
・体重にはそこまで影響しないため諦める方が多い時期でもある
1~3ヶ月 ・食欲がさらに減って少しずつ体重が減少していく
・体重が減りやすい方は2~3kg程度は減量することもある
3~6ヶ月【◎】 ・食欲コントロールが安定し、代謝も整いやすくなる
・体重も順調に減るため、最も効果を実感しやすい時期

マンジャロ

期間 変化
1週間~1ヶ月 ・早い人だと数日で食欲が減ったと実感できる
・体が薬に慣れるための準備期間のため副作用も最も出やすい時期でもある
1~3ヶ月【◎】 ・多くの方が食欲、体重の減少ともに実感できる時期
3ヶ月~ ・周囲から「痩せた?」と気付かれるほどの変化が見られる
・食欲コントロールと体重減少を強く実感できる時期

このように、リベルサスであれば3~6ヶ月で効果を強く実感し、マンジャロであれば1~3ヶ月ほどで効果を強く実感しやすいです。ただし、どのくらいの効果が出るのか、どれくらい実感できるかは個人差があります。

Q.効果に個人差があるのは何で?

効果に個人差が生まれる理由としては、以下の3つが考えられます。

①:体型・BMIの違い

体重が重かったり、BMIが高い方の方が効果を実感しやすいです。なぜなら、減少させられる幅が大きいからです。80kgある方が5kg落とすのと、50kgある方が5kg落とすのとでは前者の方が簡単だと想像できますよね。摂取カロリーの落ち幅も大きいので、治療初期の体重減少には大きな差が生まれるでしょう。

②:治療プランの違い

例えばマンジャロの場合、2.5mgよりも5mg、5mgよりも7.5mgの方がダイエット効果に期待できます。ずっと2.5mgを使い続ける方よりも、段階的に増量していった方の方が効果を実感しやすいです。ただし、無理して増やすと副作用のリスクがありますので、必ず医師と相談しながら決めていきましょう。

③:生活環境の違い

マンジャロは食欲減退効果に期待できますが、それだけでは効果的なダイエットはできません。栄養バランスの良い食事、適度な運動、適切な睡眠時間、ストレス解消などを意識している方の方が、効率良く体重を落とすことができます。

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