
胸やけ(いつも胃のあたりがムカムカする)
胸やけ(いつも胃のあたりがムカムカする)
「最近、食後に胸がムカムカする」「喉の奥がヒリヒリするような感覚がある」——そんな胸焼けの症状にお悩みの方、いらっしゃいませんか?
胸焼けは、一時的なものもあれば、毎日のように繰り返すケースもあります。実はこの症状、胃酸の逆流や消化器疾患が原因となっている事が多く、放置していると重篤な病気につながる恐れもあるのです。
この記事では、胸焼けの原因と対策について、内科専門医の視点から丁寧にご説明します。そして、繰り返す症状に悩む方には、最終的に必要な「内視鏡検査」の大切さもご紹介していきます。
胸焼けの主な原因は、胃酸の逆流によって食道が刺激される事です。しかし、なぜ胃酸が逆流するのでしょうか?ここでは代表的な胸焼けの原因を詳しくみていきましょう。
もっとも多い胸焼けの原因が逆流性食道炎です。これは胃と食道の境目にある「下部食道括約筋」が緩んでしまう事で、胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こす病気です。食後や就寝時に起こりやすく、胸の痛みや喉の違和感を伴います。
脂っこい料理やチョコレート、アルコール、コーヒーなどは、胃酸の分泌を過剰にする原因となります。また、就寝前の食事や早食い、食べ過ぎも、胃の働きを乱す要因です。
ストレスは自律神経を乱し、胃の動きや胃酸の分泌に悪影響を与えます。長期間続くストレスや睡眠不足は、慢性的な胸焼けの原因になりかねません。
加齢により食道周辺の筋肉が衰えると、胃酸が逆流しやすくなります。高齢者で「最近胸焼けしやすい」と感じる方は、体の変化が関係しているかもしれません。
胸焼けの症状を軽くするためには、日常生活の見直しがとても大切です。ここでは、すぐに実践できる胸焼けの対策方法をご紹介します。
胸焼け対策でまず取り組みたいのが食生活の見直しです。次のようなポイントを意識してみてください。
食後すぐに横になるのは逆流を促してしまいます。食後30分は座って過ごすようにし、寝るときは枕を高めにして上半身をやや起こした姿勢で寝ると良いでしょう。
軽い運動や趣味の時間、入浴などでストレスを軽減する事も、胸焼け対策には有効です。心のケアが、胃腸の健康にもつながります。
胸焼けの症状が1週間以上続いたり、市販薬でも改善しない場合は、早めの検査が大切です。自己判断で対処し続けると、食道に炎症が進行してしまう可能性もあります。
そんなときに有効なのが、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)です。
当院「おなかとおしりのクリニック東京 大塚」では、鎮静剤を使った苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。「初めてで不安」という方も安心して受けていただけるよう、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。
一時的なものなら改善する事もありますが、頻繁に繰り返すようなら根本原因を調べる必要があります。
はい。薬で症状が和らいでいても、食道や胃の粘膜に変化があるかどうか確認する事が重要です。
鎮静剤を使えば、ほとんどの方が痛みを感じずに検査を終えられます。
40歳以上の方で、胸焼けや胃の不調がある方には一度の検査をおすすめしています。
鎮静剤使用後は30分〜1時間ほど安静にしていただきますが、当日中のご帰宅は可能です。
胸焼けは、誰にでも起こる身近な症状ですが、繰り返す場合は病気のサインである事も。適切な対策と早期の検査で、安心して日々を過ごしていただきたいと思います。
「胸焼けが治らない」「なんとなく不安がある」、そんなときは、ぜひ私たちおなかとおしりのクリニック東京 大塚へご相談ください。苦痛の少ない内視鏡検査で、あなたの不安を一緒に解決いたします。
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