
腸活外来:腸内フローラ検査(過敏性腸症候群、大腸がんなど)2025/8/18以降より検査開始
腸活外来:腸内フローラ検査(過敏性腸症候群、大腸がんなど)2025/8/18以降より検査開始
腸内には100兆個以上の細菌が棲みついており、その集合体は「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。近年の研究により、この腸内フローラが全身の健康と深く関係していることが明らかになってきました。
腸内フローラ検査では、ご自身の腸内にどのような細菌がどのくらい存在しているかを可視化し、健康維持や生活習慣の改善に役立てることができます。
腸内環境を語るうえで欠かせないのが「腸内フローラ」という概念です。
まずは、この腸内フローラがどのようなもので、どんな働きをしているのかを理解しておきましょう。
腸内フローラとは、腸内に存在する常在細菌(腸内細菌)の集まりのことです。善玉菌・悪玉菌・日和見菌など、多種多様な菌がバランスをとりながら共存しています。このバランスが保たれていることで、消化吸収、免疫機能、代謝調整などの重要な働きが維持されています。
腸内細菌のバランスが崩れると、さまざまな病気の発症リスクが高まることが分かってきました。
腸内環境の状態を知ることは、病気の「予防」や「早期対応」にもつながります。
腸内フローラのバランスが乱れると、腸のバリア機能や免疫調整機能に影響を及ぼし、以下のような疾患リスクが高まることが報告されています。
・大腸がん(腸内細菌が作る有害物質や炎症の影響)
医療コラム 大腸がんと腸内細菌叢(腸内フローラ)の深い関係——おなかに優しい食生活が未来を変える? をご参照ください。
・過敏性腸症候群(IBS)(腸内フローラの多様性低下と関連)
医療コラム 腸内フローラとIBS(過敏性腸症候群)の関係とは?|最新研究から読み解く腸と心のつながり をご参照ください。
・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)
・肥満・糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病
・アレルギー疾患(アトピー、喘息など)
・自閉スペクトラム症やうつ病との関係も研究されています
お腹の不調が気になる方から、将来の病気を予防したい方まで、幅広い方にメリットがあります。
・下痢・便秘・膨満感などの過敏性腸症候群(IBS)症状がある方
・ご家族に大腸がんの既往歴があり、不安を感じている方
・健康診断では異常がないのに体調がすぐれない方
・生活習慣病(糖尿病・高血圧など)を予防したい方
・ダイエットや美容に関心がある方
・免疫力を高めたい方、風邪をひきやすい方
腸内細菌叢学会 腸内菌叢と腸内フローラ、microbiotaはどう違うのですか?
便を提出するだけで、あなたの腸内にどんな菌がどれくらい存在するかを可視化。健康リスクや食生活の改善点が明らかになります。
検査では以下のようなデータが得られます:
・腸内フローラ判定(腸内フローラの良し悪しのスコア)
・多様性判定(腸内フローラの菌の種類の多さの指標)
・健康長寿菌判定(健康長寿の方に多い菌の指標)
・機能性下痢リスク判定(下痢型IBS(過敏性腸症候群)のリスク判定)
・血圧計ディスバイオーシススコア判定(高血圧のリスク判定)
・糖代謝系ディスバイオーシス判定(糖尿病のリスク判定)
・大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)おすすめ度(大腸がんのリスク判定)
・有用菌の割合
・要注意菌の割合
・改善方法のアドバイス
当院では、Miro Bio MeとMykinso proと選択が可能です。違いについて、解説いたします。
・今話題の脳腸相関や免疫スコア、50種類以上の菌の状態など約70項目がわかる
・自分に不足する有用菌(善玉菌)*がわかる
・不足する有用菌(善玉菌)*がよろこぶ食材がわかる
・いつもの腸活からさらに一歩進んだアクションをとることができる
・自分の腸内細菌の潜在能力(ビタミンや短鎖脂肪酸を作る能力)がわかる
*食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
・腸内細菌先進国である米国に検体(便)を輸送し解析します。
・日本で最も詳細な解析手法*1を使うことで、菌をよりはっきり見ることができ、自分の腸内細菌が持つ能力(ビタミンや短鎖脂肪酸を作る力)を見ることできます。
・さらに、あなたの腸内細菌がよろこぶ食材がより的確にわかります。
検査はご自宅でのごく少量の採便(米粒程度)となります。ご自身のタイミングで採便をしていただくので負担が少なく腸内フローラ検査可能です。検査をご希望の方は医師またはスタッフにお声掛けいただき、検査キットを受け取ってください。
提供 株式会社サイキンソー
腸内フローラは、食事をはじめとした日々の生活習慣に大きく影響を受けます。
検査を受けたあとは、これまでの生活を振り返り、無理のない範囲で食事や生活習慣の見直しを行うことが大切です。
当院では、医師が検査結果をもとに、現在の腸内環境に合わせたアドバイスを丁寧にご説明いたします。
「Mykinso Pro」では、検査結果の見方や生活習慣の改善ポイントをわかりやすくまとめた「検査結果ガイド」もお渡ししておりますので、ご自宅でもじっくり参考にしていただけます。
本検査は自費(保険適用外)となります。
検査名 | 費用 |
Mykinso | 19,800円(税込) |
Micro bio Me | 50,000円(税込) |
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