
肛門科
肛門科
肛門科は、おしりや肛門に関する疾患を専門的に診療する科です。痔(いぼ痔・内痔核)をはじめ、肛門周囲膿瘍や裂肛(切れ痔)、肛門周囲のかゆみなど、幅広い症状に対応します。肛門の症状は放置せず早めに受診にきてください!
「おしりの違和感が気になる」「排便時に痛みがある」「トイレで出血する事がある」といった症状を放置すると、状態が悪化する可能性があります。特に、いぼ痔(内痔核)は初期段階では痛みが少なく、気づかぬうちに進行してしまう事が多いです。
おしりのトラブルは、なかなか人に相談しづらいものです。しかし、放っておくと症状が悪化し、治療に時間がかかる事もあります。「なんとなく違和感がある」「トイレで出血して驚いた」そんな小さな変化でも、ぜひ早めにご相談ください。
内痔核は、多くの方が悩まれる肛門の病気のひとつです。初期のうちは痛みを伴わない事が多いため、気づかぬうちに進行してしまう事もあります。
当院では、内痔核に対する日帰り硬化療法(ジオン注射)を行っています。短時間で終わり、その日のうちにご帰宅いただけます。
「手術って痛いんじゃないの?」と心配される方もいらっしゃいますが、当院では麻酔を使用し、痛みを最小限に抑える工夫をしています。術後の回復も比較的早く、翌日から通常の生活が可能なケースも多いです。
入院不要
手術当日にご帰宅いただけます。
短時間の治療
約10〜20分で終了します。
痛みが少ない
麻酔を使用するため、ほとんど痛みを感じません。
早期の社会復帰
翌日から通常の生活が可能です。
手術の適応や詳細については、診察時に医師が丁寧にご説明いたします。
次のような方は、痔(いぼ痔・内痔核)を発症しやすいため、注意が必要です。
内痔核は、肛門の内側にできる痔で、初期のうちは痛みを伴わない事が特徴です。進行すると排便時に出血したり、痔が肛門の外に飛び出して(脱出して)戻らなくなったりする事があります。脱出した痔核がうっ血すると腫れや痛みが生じる事もあります。
治療は、初期の段階では生活習慣の改善や内服薬・軟膏で対応できますが、症状が進行するとジオン注射(ALTA療法)や結紮切除術などの処置が必要になる事もあります。
外痔核は、肛門の外側にできる痔で、血栓がたまると急に腫れて強い痛みを感じる事があります。長時間座る仕事をしている方や、排便時に強くいきむ習慣がある方に多く見られます。
痛みが強い場合は、血栓を取り除く処置を行う事もありますが、自然に吸収される事も多いため、消炎鎮痛薬や座浴などで経過を見る事もあります。
裂肛(切れ痔)は、肛門の皮膚が裂ける事で痛みや出血を伴う状態です。便秘で硬い便が出るときや、強くいきむ事で起こる事が多く、排便時に強い痛みを感じるのが特徴です。
初期のうちは軟膏や座浴で症状を改善できますが、慢性化すると肛門が狭くなり、排便がますます困難になる事もあります。重症化した場合は、外科的な治療が必要になる事もあります。
ジオン注射(ALTA療法)は、いぼ痔(内痔核)に対して行う注射による治療法です。切らずに済むため、痛みが少なく、日帰りで治療できるのが大きな特徴です。
この治療法は、痔核に直接薬剤を注入し、血流を抑えて縮小させる事で効果を発揮します。特に、脱出する痔核がありながらも手で押し戻せる状態(II~III度)や、出血を伴うケースに適しています。
治療の流れは、まず診察を行い、適応可能かどうかを判断します。その後、施術当日は、必要に応じて局所麻酔を行いながらジオン注射を4か所に分けて注入します。処置自体は短時間で終わり、数時間の経過観察を経て、その日のうちにご帰宅いただけます。
術後は、一時的に腫れや違和感を感じる事がありますが、多くの方が数日で落ち着いてきます。排便時の違和感も最初はあるかもしれませんが、徐々に改善します。アルコールや刺激物はしばらく控え、重いものを持ったり激しい運動をしたりするのは1週間ほど避けていただくようお願いしています。
3割負担の方 | 2割負担の方 | 1割負担の方 |
---|---|---|
約15,000円 | 約10,000円 | 約5,000円 |
治療は、お薬によるものから日帰り手術まで幅広く対応しています。どの治療法がご自身に合っているのか、しっかりとご説明した上で選択していただきますので、ご安心ください。
予約・受付
事前にお電話またはWEBでの予約をお願いいたします。
問診・診察
症状や生活習慣を伺い、診察を行います。
治療方針の説明
診察結果をもとに、最適な治療法をご提案します。
治療の実施
症状に応じて、薬物療法や日帰り手術を行います。
アフターケア・再診
治療後は、経過を確認しながら、再発予防のためのアドバイスも行います。
当院では、池袋・大塚・巣鴨駅周辺にお住まいの方々に向けて、肛門科診療を提供しています。痔(いぼ痔・内痔核)やおしりの違和感でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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